5日からの公演本番に向け、熱のこもった演技を見せる森公美子さん(右から2人目)らキャスト陣=オーバード・ホール

5日からの公演本番に向け、熱のこもった演技を見せる森公美子さん(右から2人目)らキャスト陣=オーバード・ホール

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レ・ミゼラブル きょう5日から富山公演

北日本新聞(2015年9月5日)

 ミュージカルの金字塔「レ・ミゼラブル」の富山公演が5日、富山市のオーバード・ホールで始まる。開幕を翌日に控えた4日、同ホールでリハーサルが行われ、主人公のジャン・バルジャンを演じる福井晶一さんや吉原光夫さん、ヤン・ジュンモさんらキャスト41人が動きや音の響きなどを入念にチェックした。公演は7日まで5回実施する。

 フランスの文豪ビクトル・ユゴーの小説が原作。パンを盗んで投獄されたバルジャンが善に目覚めていく姿を通し、人間の苦悩や愛を描く。日本初演は1987年で、今回は2013年に舞台装置を一新した「新演出版」が披露される。

 リハーサルには主役の3人のほか、森公美子さんや知念里奈さんらが参加。囚人たちが船を漕ぐシーンや、バルジャンが司教に諭され新しい人生を歩もうと決意する場面などを4時間かけて演じた。

 福井さんは「ミュージカルが盛んな富山で上演できることを幸せに思う。愛が詰まった舞台を、多くの皆さんに見てもらいたい」と話した。リハーサルに先立ち、安全祈願祭があり、キャストやスタッフらが公演の成功を願った。

 当日券はS席1万5500円、A席9千円、B席4500円。各公演とも、開場30分前から会場で販売する。残席がわずかな公演もある。北日本新聞社、富山市民文化事業団、富山市主催、YKK、トヨタカローラ富山、エルサカエ協賛。東宝製作。富山市制10周年記念、北陸新幹線開業記念事業。

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