欧米の富裕層を対象にしたドイツの高級船「ブレーメン」(6752トン)が30日、金沢港に初めて入った。金沢を最終目的地として乗客を降ろした後、再び新たな客を乗せて次の旅行に出る「発着クルーズ」で、ドイツ人を中心とする乗客約140人が船を降りて金沢観光を満喫した。
ブレーメンは今月8日にアラスカを出港し、ロシア、青森、佐渡を経由して、30日午前7時ごろ、金沢に到着した。乗客は船から降りて兼六園やひがし茶屋街などの観光を楽しんだ後、小松-羽田便などを利用して帰国する。
金沢港ではミス加賀友禅らが乗組員に花束を渡し、金沢港振興協会の福田涼一専務理事が寄港を歓迎した。ヨーン・ゴチャイク船長は「2017年にも寄港の予定があるので、その時にもぜひ来たい」とあいさつした。