福井県大野市の「真名川河川敷サイクリングコース」の真名川憩いの島(中保)から君ケ代橋(菖蒲池)まで約1・2キロ部分が完成し1日、供用を開始した。
同サイクリングコースは、2018年福井国体で自転車ロードレースの会場となる同市が、市民の機運を高め、健康づくりに役立ててもらおうと整備。真名川左岸の「真名川水辺の楽校」(南新在家)から佐開橋(佐開)までの全長約9キロを19年までに完成させる。
供用を開始した約1・2キロは幅員4メートル。親水広場やグラウンド、駐車場なども設け、事業費は約3億3500万円。
菖蒲池で行われた完成式典で岡田高大市長は「環境や健康の面で自転車に乗ることはとても有効。国体に向けてソフト面の準備も進めていきたい」とあいさつした。テープカットの後、約20人が走り初めを楽しんだ。
この日は、福井工大建築土木工学科の学生が企画した自転車に関するイベントもあった。市内を自転車で巡って危険箇所などを撮影、ワークショップで自転車利用に適した環境について考えた。子どもを対象にした走行講座もあった。