タイと香港の食品卸売業者の幹部計3人が26日、射水市の新湊きっときと市場を訪れ、富山湾で捕れる海の幸の輸入や自国の海産物の輸出などについて、地元業者と意見交換した。
日本貿易振興機構富山貿易情報センター(ジェトロ富山)が、富山の魚介類の輸出を推進しようと企画。タイのティラポン・クンナタムさんとチャラライ・サウェンナームさん、香港のマック・シウ・インさんが来日した。
3人は新湊きっときと市場で販売されているベニズワイガニやノドグロ、サワラ、カワハギなど富山の海の幸を見学。その後、地元の水産物加工・卸売の鷲北水産の鷲北昭雄社長と商談。クンナタムさんはシロエビのむき身などに興味を示し「タイでも似たようなエビが捕れる」と話し、鷲北社長が「シロエビは人気が高くこちらが輸入したいくらい」と話を弾ませていた。
一行は27日に氷見漁港を訪れ「ひみ寒ぶり」などの輸入に理解を深める。