敦賀市常宮の常宮神社のモミジが早くも色づき始めた。うっすらと赤く染まった葉が秋の訪れを感じさせている。
敦賀湾に面する同神社は、安産や海の神様として知られる。四季を通じてさまざまな植物が楽しめることでも人気が高く、境内と近くの森にはモミジとイチョウが計200本以上植えられている。
色づいているのは本殿西側のモミジ。同神社唯一のわせ品種で、木の上部はすでに鮮やかに染まり、訪れた人の目を楽しませていた。
見ごろは11月ごろ。安産祈願のお礼参りに訪れていた畑守喜久男さん(73)=同市松島町=は「常宮神社の紅葉は、近くの海と境内、どちらを背景にしても美しく映える。これからが楽しみ」と期待を膨らませていた。