仙台と台北の間で定期運航しているタイガーエア台湾の機体

仙台と台北の間で定期運航しているタイガーエア台湾の機体

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台湾LCC初チャーター 4月に1往復

北日本新聞(2017年3月10日)

 県議会2月定例会は9日、本会議を再開し、向栄一朗、亀山彰、藤井裕久、四方正治(自民)、杉本正(会派至誠)の5氏が一般質問した。石井隆一知事は、立山黒部アルペンルートが全線開通する4月、台湾の格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾が富山空港へ初めてチャーター便を飛ばすことを明らかにした。韓国のLCCエアソウルは、定期便以外に臨時便を5往復させる。藤井氏の質問に答えた。

 タイガーエア台湾は、台北と仙台、岡山などとの間で定期便も運航しているLCCで、チャイナエアライン(中華航空)の子会社。4月に、富山と南部・高雄を結ぶチャーター便を1往復させることが決まった。

 県は昨年春に高雄で観光提案会を開き、中華航空にチャーター便を働き掛けていた。今回は高雄発が4月18日、富山発は同26日で、機体はエアバス320(180席)を用いる。高雄-富山のチャーター便は、復興航空が運航した2014年5月以来となる。

 ソウル-富山を定期便でつなぐエアソウルは、冬季運休を経て、今月27日から週3便(月、水、土曜)で再開する。「雪の大谷」期間の輸送力向上のため、定期便に加えて4月14~28日の火、金曜の計5日間にそれぞれ臨時便を1往復させる。機体はエアバス321(195席)。石井知事は「台湾や韓国で、富山の魅力が相当浸透してきたと受け止めている」と述べた。

 県はこの日の本会議に、2016年度2月一般会計補正予算案を追加提出した。

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