21日の石川県内は高気圧に覆われて気温が上昇して、小松で最高気温が36・6度に達し、全国7位の暑さとなった。このほか輪島35・5度、珠洲35・0度となり、全11観測地点のうち3カ所で猛暑日、珠洲など5カ所で今年最高を記録した。金沢34・1度など8カ所も真夏日だった。
厳しい暑さの中、金沢市の片町エルビルビアガーデンでは、来店者が冷えたビールなどを手に乾杯し、にぎやかな声を響かせた。
県内の各消防局・消防本部によると、金沢市で40代と70代の女性、80代男女、加賀市で70代男女、能美市で80代女性、内灘町で70代男性、志賀町で50代男性の計9人が熱中症の疑いで搬送された。いずれも軽症とみられる。
金沢地方気象台によると、22日の県内は気圧の谷の影響を受け、曇りや雨となる見込み。最高気温は金沢33度、輪島32度を予想し、熱中症に注意を呼び掛けている。同気象台は21日、金沢でアブラゼミの初鳴きを観測したと発表した。平年より5日遅く、昨年より20日遅かった。