「忍者ハットリくん」「怪物くん」などで知られる氷見市出身の漫画家、藤子不二雄(A)さんの作品や歩みを紹介している潮風ギャラリー(同市中央町)の開館10周年記念式典が6日、市いきいき元気館で開かれた。関係者や市民約100人がこれまでの歩みを振り返り、まんがのまち・氷見の発展を誓った。
林正之市長が、名誉市民でもある藤子(A)さんへの感謝の気持ちを述べた後「これからも施設の満足度を高め、魅力あふれるまちづくりを推進したい」と語った。臼田北日本新聞社常務、倉品雅一郎藤子スタジオ顧問があいさつし、藤子(A)さんから寄せられたメッセージが読み上げられた。藤子(A)さんと親交のあるコラムニスト、ブルボン小林さんによる記念トークイベント「藤子不二雄(A)再発見!」もあった。
同ギャラリーは2007年10月、旧北陸銀行氷見北支店を改装してオープン。16年4月から北日本新聞社が指定管理者となり、企画・運営を担当している。8月に「日本のアニメ聖地88」に選ばれた。
10周年記念イベントとして、11月まで氷見市内を巡る宝探しラリーを開催中。7日から藤子(A)さんの傑作作品の新たな複製原画を展示する。