29日の「富山マラソン2017」を前に、県内外から参加するランナーを歓迎するパネルが17日、JR新高岡駅に設置された。高岡大仏や瑞龍寺など高岡を代表する名所が描かれ、地域の歴史文化をアピールしている。
パネルは縦2・1メートル、横27メートル。大会を盛り上げようと、富山マラソン実行委員会の依頼を受けて、高岡西部中学校美術部の3年生7人が製作した。高岡らしさをテーマに、高岡古城公園の前田利長像、雨晴海岸の女岩、カタカゴの花などを描いた。
6月に部員全員でデザイン案を出し合い、8月の夏休みを利用して描き上げた。ユネスコ無形文化遺産に登録された高岡御車山(みくるまやま)祭の山車(やま)を中央に配置することで華やかさを演出した。
部長の山本しおりさんと副部長の徳市朱来さんは「富山の美しい景色を見ながら走ってもらいたい」とランナーに声援を送っていた。パネルは30日まで設置する。