冬が旬の海藻「ナガラモ」の出荷が15日、氷見市比美町の氷見魚市場で始まった。初日は1袋500グラム入りの計510袋(255キロ)が市場に並び、鮮魚店や飲食店などに出荷された。
ナガラモはホンダワラ科のアカモクの別称で、県内では氷見市が最大の自生地。食物繊維やミネラルが豊富に含まれ、健康に良いとされる。
氷見漁協は資源保護のため、2013年度から生育状況を見ながら漁期を定めている。出荷は1人につき1日30袋までとし、上部だけを刈り取るルールを設けるなど収穫量も制限している。同漁協によると、今季初日の出荷量は例年並みか少なめだという。
ひみ番屋街(同市北大町)内の鮮魚店では、「珍味・今が旬」といった宣伝文句と共に、早速売り場に袋詰めされた商品が並び、買い物客が品定めしていた。
ナガラモのシーズンは例年2月末までだが、生育状況により変動する場合がある。