福井県敦賀市の気比の松原海水浴場で7月8日、海開き式が行われた。関係者が花を海に投げ入れ、今シーズンの安全とにぎわいを祈願した。
同海水浴場は日本三大松原の「気比の松原」横にあり、1・5キロにおよぶ白砂が人気で、市の海水浴客数の約半数を占める敦賀の夏を代表する観光地。今シーズンからクジラを模した滑り台がお目見え。波打ち際から約5メートルの海上に設置され、自由に遊ぶことができる。
敦賀観光協会が主催した海開き式には、同協会の増田一司会長や渕上隆信市長ら約40人が参加。祝砲を鳴らして、シーズンの幕開けを祝った。
増田会長は「気比の松原は文化的価値も高い。多くの観光客に思い出づくりの場を提供したい」と話した。
同市の昨シーズンの海水浴客の入り込み数は、天候不良などにより前年より3万人ほど少ない約17万人だった。今シーズンは19万人を目標に、同観光協会などは県外の道の駅で広報活動を行うなどして誘客を図る。