世界各国から寄せられた現代ガラスの秀作が並ぶ会場=富山市ガラス美術館

世界各国から寄せられた現代ガラスの秀作が並ぶ会場=富山市ガラス美術館

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最新の造形美一堂に 富山ガラス大賞展開幕

北日本新聞(2018年9月16日)

 富山市などが開く初の国際公募展「富山ガラス大賞展2018」が15日、市ガラス美術館で始まった。46カ国・地域から寄せられた1110点のうち入賞・入選作54点を展示。造形表現の最新動向や今後の展望を示すオブジェ、インスタレーション(空間芸術)の秀作に来場者が見入った。11月25日まで。実行委員会、市、同館主催、北日本新聞社共催。

 同展は、国内向けの公募展だった「現代ガラス大賞展・富山」から、対象を海外在住者に広げて開催。3年に1度開き、市の「ガラスの街づくり」を世界に発信する。

 ガラスの円筒に人の姿を投影させたインスタレーションで大賞を受賞したビョルク・アエサさん(ノルウェー)の「Shield(シールド)II」や、袋状のオブジェで金賞に選ばれた藤掛幸智(さち)さん(名古屋市)の「Vestige(ヴェスティージ)」など、新しい時代を切り開くような独創性にあふれた意欲作を紹介。県在住では銀賞を受賞した津守秀憲さん(富山市)と小島有香子さん(同)、入選4人の作品が並ぶ。この日は入賞者らが作品解説した。

 開会式もあり、森雅志市長、実行委員会長の高木繁雄富山商工会議所会頭があいさつ。村上和久市議会議長、審査員の武田厚多摩美術大客員教授が祝辞を述べた。大賞のビョルクさん、金賞の藤掛さん、東京芸術大特任教授の伊東順二名誉館長、渋谷良治館長、忠田北日本新聞社長が加わり、テープカットした。表彰式と記念レセプションもあった。

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