美術体験を中心とした福井県若狭町大鳥羽の複合教育施設「若狭ものづくり美学舎」の本年度受講生による作品展が2月23日、町パレア若狭で始まった。自由な発想で手掛けた平面、立体作品を300点以上展示している。3月10日まで。火曜休館。
段ボールや木材、紙皿などを組み合わせた小学生の造形や、幼児が好みの絵の具を画用紙いっぱいに塗ったり、筆で飛ばしたりして描いたユニークな絵画作品がずらり。うわぐすりの艶が美しい茶わんや大皿など、大人の陶芸作品も来場者の視線を集めていた。
同施設が創作活動を支援している障害者アートの展示もあり、約1メートル四方の木の板におひなさまなどを描いた季節感あふれる力作の絵画も並ぶ。
展示は毎年行っており、15回目。陶芸や造形、絵画など多彩なジャンルの講座を受講する幼児から70代までの50人が、1年間に仕上げた作品を出品した。