梅の木の盆栽を並べる「盆梅展」が2月23日、福井県若狭町三方の三方石観世音など町内5カ所で始まった。3月22日まで。
三方盆梅愛好会の会員約15人が、実を付けなくなった古木を観賞用に手入れし、毎年展示している。5カ所で約50鉢を展示している。
23鉢と最も多く展示されている同観世音では、直径約80センチの鉢に植えた高さ約2メートルの梅が境内に並び、甘い香りを漂わせている。紅梅は満開で、見頃は1週間程度。標高が高い同観世音では白梅は3分咲きで、満開になるまで10日ほどかかるという。
同所に観光で訪れた岐阜県の男性(68)は「梅の花を見ると春が近づいていると感じる。白梅は優しげな花で癒やされる」と話していた。
同展は町役場三方庁舎や町パレア若狭、道の駅「三方五湖」、JA敦賀美方梅の里会館でも開かれている