福井県敦賀市のみなとつるが山車会館で、テレビ局の番組の企画で解錠された金庫で見つかった資料の企画展が開かれている。旧愛発(あらち)村に関する書類など24点が並ぶ。6月中旬ごろまで。
同館には古い大型の金庫が5台展示されており、うち3台が長年施錠されたままだった。今年3月末に在京テレビ局の企画で3台とも解錠され、旧愛発村役場で使われていた1台から資料が見つかった。
資料は、同村の村史や1946年に発生した刀根区の大火の書類、写真アルバムなどさまざま。婦人会の会計簿や冠、硯(すずり)箱といったものもあった。
敦賀市立博物館の高早恵美館長補佐は「旧愛発村の一端を知ることのできる貴重な資料。今後、研究を進めていく」と話した。