リュウグウノツカイに似た細長い魚「サケガシラ」の幼魚が9日、射水市新湊沖の定置網にかかり、魚津市の魚津水族館に運び込まれた。同館の記録では、県内での幼魚の捕獲は2015年以来4年ぶりで6例目。同館によると、1メートル超の成魚はよく見られるが、幼魚は珍しいという。
沖合約2キロ、水深約70メートルの定置網にかかった。体長は27センチほどで、尾びれも含めた全長は約40センチ。赤みを帯びた尾びれや、頭から髪の毛のように伸びる長いひれが、幼魚ならではの特徴という。
既に死んでおり、同館は標本にして、11、12の両日限定で展示する。
県内では、2014年に4匹、15年に1匹の幼魚が捕獲されており、同館は湾内で繁殖している可能性があるとみている。