南箕輪村観光協会は6月1日、初の「伊那谷プリンミニフェス」を村内の大芝高原にある農産物直売所「味工房」で開く。上伊那地方でプリンを販売する菓子店が集う催し。同高原では昨年から地元産の食材で作った「おもてなしプリン」を販売するなどプリンを生かした観光振興に力を入れている。それぞれこだわりのあるプリンを1カ所で味わえる―とPRしている。
参加するのは味工房、菓匠(かしょう)Shimizu(伊那市)、菓子庵石川(同)、フランセ板屋(同)、すずらんハウス(駒ケ根市)。各店がプリンを販売する他、おもてなしプリンを含む計5個を詰め合わせにした「伊那谷ドリームプリンBOX」も用意する。1箱1600円(税込み)の限定50セットで、味工房と同高原の入浴施設「大芝の湯」で予約を受け付けている。5店舗の商品が必ず当たる抽選券付き。
フェスでは、おもてなしプリンの空き瓶を使い、色付きの砂を入れて模様を楽しむ「サンドアート」の体験や同村を拠点に活動する男子バレー・VC長野トライデンツの選手と交流できる催しもある。
おもてなしプリンを開発した大芝の湯の施設管理課長で日本料理専門調理師でもある原賢三郎さん(41)が、プリンを生かして地域を盛り上げようと菓子店に声を掛けた。原さんは「伊那谷が注目される機会になればいい」と意気込んでいる。問い合わせは村観光協会(電話0265・72・2180)へ。