自動車ラリー競技の国内大会「トヨタGAZOO(ガズー)レーシング ラリーチャレンジin恐竜勝山」が5月26日、福井県勝山市のスキージャム勝山を中心に開かれた。真夏を思わせる暑さの中、85台のラリーカーが林道などを疾走。詰めかけた約9500人の観客を魅了した。
国内B級ライセンスを持つアマチュアレーサーが全国を転戦する大会。勝山は今季全12戦の第3戦に当たり、4年連続4度目の開催となった。
スポーツカー86やアクアなど車種、排気量に応じた7部門を実施。スキージャム勝山の曲がりくねった市道、駐車場が舞台のジムカーナ、林道の計3コースを2人1組のチームで2回ずつ走り、合計タイムを競った。
市道コース上り坂の急カーブ付近などに観戦エリアが設けられ、人垣ができた。ラリーカーが爆音を響かせ、勢いよくコーナーを曲がるたびにどよめきと歓声が上がった。敦賀市の男性は「近くで見ることができて迫力を感じた。レースの解説もあったので楽しめた」と満足そうに話していた。