喬木村伊久間の「縄文の丘フルーツパーク」にある農園でラベンダーの青紫色の花が爽やかな香りを漂わせ、訪れる人たちを楽しませている。
天竜川を見下ろす段丘上に広がる20アールほどの農園には、約1000株が植わっている。西に風越山や飯田市街地、恵那山が望め、リニア中央新幹線の県内駅建設予定地も見渡せる。
地元農家6人でつくる「ラベンダーの会」が管理。3〜4月に石灰や鶏ふんをまき、草刈りを重ねて手入れをしてきた。ただ今年は春先の寒さの影響で花は少なめという。
同会代表の農業吉川国策(くにさく)さん(78)は「県外から来てくれる人たちもいるので大事に育てていきたい」と話した。