犀桜小の6年生64人は8日、清川町の犀川で、県指定伝統的工芸品「加賀毛針」を使ったアユ釣りに取り組み、地元の文化に親しんだ。
金沢漁協が加賀毛針の「赤熊中金(あかくまちゅうきん)」と6メートルのさおを用意し、八田伸一組合長ら14人が「上下にゆっくり動かして」などと助言した。別宮尞(りょう)君(12)は「こつをつかんだら何匹も釣れて、楽しかった」と声を弾ませた。
同漁協は2014年に犀川近くの菊川町小5、6年を対象にアユ釣り教室を始めた。同小と新竪町小が今春、統合したため、今年から犀桜小の児童に教えることにした。