福井、石川、富山県とJR西・東・東海の3社、北陸観光協会などは7月10日、北陸誘客促進会議を石川県加賀市の山中座で開いた。今年は「ジャパニーズ・ビューティー・ホクリクキャンペーン」を12月から来年3月まで展開し、北陸の冬の味覚を目玉に3大都市圏に売り込むことなどを確認した。
北陸のブランド力を高めて観光客増加を図る狙い。同キャンペーンは15回目。会議には白嵜淳福井県交流文化部長ら3県の担当者ら30人が出席した。
キャンペーンでは▽美食▽美湯▽美観▽美心▽美技―の五つをキーワードに、3県の観光素材110件(うち新規66件)を売り込む。
福井県は「越前がにバイキング」(越前町)「永平寺親禅の宿 柏樹關(はくじゅかん)」(永平寺町)「老舗醤油(しょうゆ)蔵でマイ醤油搾り体験」(福井市)など33件(うち新規20件)の観光素材をピックアップした。
今後、10月から来年3月まで同時に行う北陸新幹線開業5周年キャンペーンとも連携し、3大都市圏のJR駅などにポスターを掲示や観光情報冊子を設置するほか、各素材を盛り込んだ旅行商品の企画を旅行代理店に働きかける。