輪島市門前町門前の曹洞(そうとう)宗大本山總持寺祖院のライトアップイベント「ぜんのきらめき」は13日夜、同寺で3年ぶりに始まった。6月に修復を終えた山門など、境内全体が鮮やかな彩りと甘い香りに包まれ、来場者を楽しませた。
禅の里づくり推進協議会が主催した。12日に祖院で始まった御征忌に合わせた開催で、山門は極彩色で描かれた花などが投影された。境内にはピンクとゴールドに輝く約5千個の発光ダイオード(LED)などで「光の回廊」が広がり、枯山水をイメージした装飾も人気を集めた。
オリジナルの香「海楼」もたかれた。山門ライトアップは14日、「光の回廊」は月末まで行われる。
祖院周辺では14、15日、地元食材が味わえる「放生市」が開かれる。