加賀市山中温泉の景勝地「こおろぎ橋」の完成を祝う会は7日、同橋詰で開かれ、関係者約50人が総ヒノキで約30年ぶりに架け替えられた木造橋に一層の地域浮揚の期待を込めた。
山中温泉観光協会の上口昌徳会長が「100年後の山中構想を計画している。きょうを出発点にしたい」とあいさつ。神事に続き、宮元陸市長が式辞、田中哲也県議、山中商工会の櫻井比呂之会長らが祝辞を述べた。金沢工大の本田秀行教授が工事概要を説明した。山中節道中流しで完成を祝った。
こおろぎ橋は長さ20・8メートル、幅4メートルで、現在の形になった1941(昭和16)年から3度目の架け替えとなる。10月12日に開通していたが、台風19号の影響で式典は中止となり、あらためて祝う会を開いた。