13~16日に米フロリダ州で開かれるダイビングの総合見本市「DEMAショー」で、滑川漁港近くのダイビングスポットが紹介される。日本政府観光局が選んだ全国13都道県25カ所のうちの一つに入った。県内のスポットでは初めて。滑川市沖でダイバーを長年ガイドする木村昭信さん(47)=富山市=は「世界一と言われる展示会で紹介されるのは大きなチャンス」と期待を寄せる。
DEMAショーは、ダイビング用品の販売会社スタッフや観光関係者らが参加し、商品やスポットの魅力を紹介する。1977年から毎年開かれている。
日本政府観光局は過去に沖縄県などを紹介したことがあり、今回は6年ぶりにブースを出展する。ダイビングのガイド会を通じ、滑川や北海道・函館、東京・小笠原諸島など25カ所を選んだ。各地で見られる生物の写真計約100枚やスポットの地図、ショップの情報をパネルで紹介する。
滑川漁港近くでは珍しい深海生物が見られる。木村さんが魅力を広め、近年は全国からダイバーが訪れている。
DEMAショーでは、ホタルイカとバルスイバラモエビの写真が展示される。
日本政府観光局によると、日本のダイビングスポットは沖縄などのリゾート地を除き、海外ではまだ知名度が低く、プロモーションの伸びしろは大きいという。木村さんは「海外のダイバーにもすてきな場所だと知ってほしい」と話す。