福井県小浜市矢代で12月9日、養殖ワカメの種付けが行われた。種苗の葉は長さ3センチ程度だが、来年2月には50~60センチに成長し収穫期を迎える。
民宿経営の男性は親族ら6人に手伝ってもらい、鳴門(徳島)産の「種糸」をロープに巻き付けたり、クロスロープの隙間に一定間隔で差し込んだりした。約600メートル分のロープを沖合約数百メートルの養殖場に沈めた。
養殖歴約30年の民宿経営者によると、一定の潮の流れがあるところが養殖に適しているといい「今年2月は成育が良すぎて値下がりした」ため"適度な成育"を期待している。
収穫は2月~4月。葉、茎、メカブに分けて生で出荷し、主に県内に流通されるという。
市内ではこのほか、同じ内外海地区の田烏、志積、犬熊、西小川などでも養殖されている