福井県の丹南地域の伝統的工芸品の一つ「越前箪笥」などを生産する越前指物協同組合の家具建具展(福井新聞社後援)が2月15日、福井県福井市の県産業会館で始まった。伝統工芸士らが手掛けた桐箪笥やテーブルなどの逸品が並んでいる。16日まで。
国の伝統的工芸品に指定されている越前箪笥の指物技術を広く知ってもらおうと、2016年から年1回開いている。組合加盟の9業者が出展した。
飾り金具や漆塗りを施した重厚な越前箪笥、一枚板の高級感あるテーブル、組子の引き戸など、職人技が光る家具・建具を展示販売。名刺入れやペンケース、木製玩具などもある。
同組合の松井建士理事長は「伝統工芸士らの手作りの逸品を一堂に集めた展示会は数少ないので、ぜひ訪れてほしい。会場でオーダーメードの相談にも対応できる」と話した。