三方五湖の観光シーズン幕開けを告げ、五湖の安全と発展を祈る「山の神事・湖の神事」が4月11日、福井県美浜、若狭両町にまたがるレインボーライン山頂公園などで行われた。
三方五湖広域観光協議会会長の戸嶋秀樹美浜町長、副会長の森下裕若狭町長ら約10人が出席。両町長らは、てんぐに杯を投げて願い事をしたという言い伝えに合わせ、かわらけを湖に向かって投げて安全を祈願した。その後、太陽光を活用した電気推進船の運航を計画している久々子湖畔の三方五湖レークセンターに移動し、黄金の鍵と花束を湖に投げ入れた。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、毎年同時に行っている「三方五湖春まつり」は中止した。戸嶋会長は「新型コロナウイルスの終息後、観光客を受け入れられるようしっかり準備を進めたい」、森下副会長は「リニューアルして間もない"天空のテラス"の知名度が高まってほしい」と話していた。