閉館中の小浜市食文化館は、館内に設置されている行商人模型の「魁十八(さきがけとおはち)」を主人公にした番組を、インターネット動画投稿サイト「ユーチューブ」で発信している。小浜育ちのシャイな25歳が館内を"探検"しながら、同館や小浜の魅力を伝えている。
タイトルは「絵本 魁十八さんの大冒険」。静止画をつなぎあわせた紙芝居スタイルで1話約3分。
新型コロナウイルス感染拡大で外出自粛が続く中、子どもたちに家庭で楽しんでもらおうと企画。4月23日から配信し、5月15日現在、第1~3話を公開している。
第3話「カレイの話」は「若狭かれい」にスポットを当てている。鯖街道でサバを運ぶ魁十八はシャイで料理が苦手。サバをさばいてもらおうと、カレイの下処理をしている館内ジオラマの漁師にお願いしようとするが、逆に手伝わされそうになる。"人柄"がにじみ出ている会話のやりとりが面白い。
第1話は自己紹介。第2話では「へしこ」や「しょうゆ干し」など小浜を代表するサバ料理を解説している。第4話は17日公開予定で、同館1階のキッチンスタジオにあるかまどなどを取り上げる。週2回を目安に更新していく。