福井梅の一大産地、福井県若狭町で白梅の花が見頃を迎えている。三方五湖から吹く風がほのかな甘い香りを漂わせ、一帯に春の訪れを告げていた。
JA福井県三方五湖支店によると、福井梅出荷量の7割以上を占める同町には約280ヘクタールの梅園があり、2月下旬に花を付け始めたという。同町成出の男性の梅園には「紅映(べにさし)」を中心に約200本栽培され、現在七分咲きほど。「昨年豊作だったからか今年は実となる花が少なめ。その分、質の高い梅になればうれしい」と話していた。
同支店によると15日ごろまでが見頃。その後は実を付け始め、例年6月ごろに収穫が始まるという