小松市宮本三郎美術館の企画展「宮本三郎さんとLet's go!」(北國新聞社後援)は27日、同館で始まり、昭和を代表する市出身の洋画家、宮本画伯による未発表の美人画「娘像」が初めて公開された。丸顔で意志の強い瞳が印象的な女性が描かれ、来場者がじっくりと目を凝らした。
娘像は縦45センチ、横38センチ。金沢市の収集家が数年前に九州の個人所有者から手に入れた。描かれているのは宮本画伯がコンクールの審査員を務めた際に見初め、モデルを頼んだ女性という。
企画展では、ふるさと小松や柴山潟の風景、花などを題材にした油彩画やデッサン、掛け軸、木版画計49点が飾られた。アトリエで使われた筆やイーゼルなども展示した。6月13日まで。