9月に開幕する奥能登国際芸術祭2020+(北國新聞社特別協力)で展示する作品づくりのワークショップが10日、珠洲市飯田町のいきがい活動センターで行われ、約30人が住民から集めた古着や古布を裂いて、ひも状に編み上げた。
市民から集めた古道具などを活用した作品を制作する「大蔵ざらえプロジェクト」の一環。制作したひもは「記憶の紐(ひも)」と銘打ち、旧西部小体育館のスズ・シアター・ミュージアムに展示する珠洲の祭りをテーマにした作品に使用する。
ワークショップの参加者は、作品を担当する美術作家の大川友希さんとともに、古着から作った細い布を三つ編みにしてひもを作った。ひもにはキリコ祭りで使われる鈴などが飾り付けられた。
ワークショップは11日もあり、市民図書館で開かれる。午前10時からと午後2時からの2回で、飛び入り参加もできる。