福井県鯖江市の西山動物園でこのほど、レッサーパンダの双子が生まれた。雄雌1頭ずつで、ともに元気に育っているという。一般公開は歩き回れるようになる10月ごろを予定し、8月10日から愛称を募集する。
双子の赤ちゃんは6月27日、雌の「かのこ」(6歳)と雄のライト(9歳)の間に生まれた。体重は雄が710グラム、雌が770グラムで頭から尻尾の付け根までの体長は雄31センチ、雌35センチ(ともに5日現在)。巣箱の中で一緒に生活し、少し動いたりする様子も見られるという。当初は白っぽい毛に覆われていたが、徐々に黒と茶色の毛が生え始め、親と同じ模様になりつつある。
同園での赤ちゃん誕生は、同じくかのこが出産した雄のピースケ以来2年ぶり。今回の双子とピースケは、偶然にも同じ誕生日だという。レッサーパンダの飼育数は2頭を含め14頭となった。
2頭の愛称は、園内の用紙かホームページ内の専用フォームなどから応募できる。締め切りは31日。問い合わせは同園=電話0778(52)2737(月曜休園)。