正体が明かされていない路上芸術家、バンクシーの作品を紹介する「バンクシーって誰?展」が11日、富山県の高岡市美術館で開幕した。世界各地の壁面に描かれた作品を街並みごと再現している。12月6日まで。
バンクシーは1990年代に活動を始め、社会的メッセージを込めた作品を残している。
同展では、英国やパレスチナなどで描いたストリートアート10点を再現。少女と赤い風船の図や、火炎瓶ではなく花束を投げようとする男性の絵、廃虚に描いた愛らしい子猫などが見られる。コレクターが所蔵する額装作品約60点も展示した。
映画のセットのような空間になっており、来場者はスマートフォンで撮影を楽しんでいた。
11日は開会式があり、関係者がテープカットした。高岡市と市美術館、北日本放送でつくる実行委員会主催、北日本新聞社共催。