福井県内は12月2日、冬型の気圧配置や寒気の影響を受け、最低気温が南越前町今庄1.8度、勝山市2.0度など、10観測地点のうち8地点で今季一番の冷え込みとなった。奥越の山間部を中心に雪が降り、同市のスキージャム勝山では、銀世界となったゲレンデを前にスキー場開きが行われた。今季は17日の営業開始を予定している。
ゲレンデふもとのリゾートセンターで安全祈願の神事が営まれ、関係者約90人がシーズン中の利用客の安全と安定した降雪などを祈願した。地元の神明神社の神職がゲレンデに向かっておはらいをし、出席者が玉串をささげた。
ゲレンデの雪は1日夜から2日朝にかけて積もったといい、同スキー場の担当者は「幸先がいい。オープンまでしっかりと準備を進め、たくさんの人たちを迎えたい」としている。
今季は、最上部ゲレンデ「イリュージョンサイト」のレストランをリニューアルし3年ぶりに営業するなど、おもてなしを強化。約18万3千人の入り込みを目標にしている。
冬型の気圧配置は次第に緩み、3日の県内は日中は晴れる見込み。最低気温は福井市4度、大野市1度、敦賀市5度の予想。