第14回ふくおかひなまつりが25日、高岡市福岡地域中心部で始まり、華やかなひな人形が訪れた人を楽しませている。3月5日までの会期中、お茶会やマルシェなど多彩なイベントで盛り上げる。
日本の伝統的な祭事を地域のにぎわいにつなげようと、地元の商店街活性化委員会が開催した。
家庭で飾らなくなったひな人形などを活用し、大正から平成までのひな飾り15組を、福岡にぎわい交流館やまちづくり福岡工房「いっぷく処(どころ)」など6カ所に展示。雅楽の館では昭和50年代の豪華な七段飾りや、スゲや貝殻を使ったつくりもんのおひな様が並び、島田邸にはつるしびなが飾られた。
福岡地域の園児によるおひな様の塗り絵約100点が、福岡観光物産館など3カ所に展示されている。
新型コロナの影響で昨年、一昨年は展示のみだった。今年は3月5日に、いっぷく処前を歩行者天国にして「ひなマルシェ」を行い、つぼ焼き芋や菓子「つくりもん焼き」など地元グルメを販売する。餅つき大会や吹奏楽演奏、ダンスパフォーマンスもある。2月26日には島田邸でお茶会、サロン蔵で高岡フィルハーモニーの四重奏などがある。
地元のまちづくり会社「ウエルカム福岡」の吉田秀三社長は「おひな様を見に来てもらい、春の訪れを感じてほしい」と話した。