学習体験イベント「富山ますずし学校」に参加した富山県内の小学5、6年生9人は28日、富山市本町の鱒の寿し高芳(多賀善治社長)を訪れ、自分たちが描いたオリジナルのパッケージを手渡した。富山ます寿し協同組合に加盟する同市内の7店舗が30日から使用し、なくなり次第終了する。
子どもたちは8月にマスの生態やますずしの作り方などを学習。3日間の日程の最終日に、学びを形にしようと包み紙の絵を描いた。同封するリーフレットにはサクラマスの漁獲量が減少していることや、海に多くのごみが流れ着いていることなどを記した。
この日は児童の代表が多賀社長にパッケージとリーフレットを手渡した。デザインは7種類あり、使用する7店舗でそれぞれ異なる。富山市東部小6年の此和倖花(ゆきか)さんは「買った人に海をきれいすることの大切さを伝えたい」と話した。イベントは日本財団「海と日本プロジェクト」の一環で、とやまミライラボが開いた。