能美市寺井町のJA能美加工センターでかき餅作りが最盛期を迎え、乾燥場に色とりどりのかき餅がつるされ、室内を彩っている。
地元産のもち米「新大正もち」を原料に、白、赤、黄、緑、黒豆、昆布、ごまなど10種類あり、今年は12万枚を生産する。昔ながらの素朴な味が人気を集めており、毎年全国各地から注文が届く。牧儀和センター長(52)は「待っているお客さんのために一枚一枚丁寧に手作りした。多くの人に食べてもらいたい」と話した。
乾燥作業は3月末まで続く。今月22日まで注文を受け付け、4月中旬から発送する。