善光寺山門(三門)前で舞を奉納する篠ノ井大獅子。左が芝沢区、右が内堀区

善光寺山門(三門)前で舞を奉納する篠ノ井大獅子。左が芝沢区、右が内堀区

長野県 長野市周辺 祭り・催し

篠ノ井大獅子、御開帳盛り上げる 7月「祇園祭」で披露

信濃毎日新聞(2015年5月19日)

 終盤を迎えた長野市の善光寺御開帳を、同市篠ノ井地区自慢の「篠ノ井大獅子」が盛り上げた。17日、篠ノ井の芝沢区と内堀区の大獅子が中央通りを練り歩き、善光寺山門(三門)で舞を奉納。沿道や境内を埋めた人たちは「大きい」「迫力がある」と歓声を上げた。

 大獅子の獅子頭は幅約130センチ、高さ約110センチ。重さは約60キロあり、大人3人が入って支える。獅子頭の後ろに伸びる長いほろを何人もの男性らがかぶり、獅子頭と共に小気味よいステップを披露したり、一気に突進したりする見せ場もあり、盛り上がった。

 獅子舞奉納は前回2009年の御開帳に続き2回目。行列には篠ノ井地区の住民ら約2400人が参加し、篠ノ井大獅子奉納会の中嶋君忠会長(75)は「オール篠ノ井で御開帳を盛り上げる機運が高まった」。7月26日には篠ノ井祇園祭で篠ノ井大獅子を披露する予定だ。

 市街地にある八つの保存会による「善光寺平神楽」も17日、善光寺の六地蔵前で披露され、呼び掛けた「善光寺平神楽囃子(ばやし)保存会」の若山正則代表(66)は「長野市の伝統芸能を全国の人に見てもらえた」と喜んだ。

今月のお得な国内ツアー びゅう

長野市周辺 ニュース