「春宮三」の用材を伐倒後、木やり唄を披露する下諏訪町木遣保存会の氏子=13日午前11時21分、下諏訪町の東俣国有林

「春宮三」の用材を伐倒後、木やり唄を披露する下諏訪町木遣保存会の氏子=13日午前11時21分、下諏訪町の東俣国有林

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諏訪大社「春宮三」再伐採 丈夫な木に安心

信濃毎日新聞(2015年6月14日)

 諏訪郡下諏訪町の東俣国有林で13日、来春の諏訪大社御柱祭の下社「春宮三」の御柱用材の伐採が行われた。5月に伐採した候補木のモミの木の内部に腐りがあったため、再度の作業となった。
 作業には、伐採を担当する同町第3区の氏子ら約120人が参加。好天の中、2時間ほどで無事に作業を終えた。第3区伐採委員長の有賀守さん(60)によると、伐採した用材は目通り(目の高さ)周囲2・70メートル。伐採後に氏子が樹齢を調べると、172年だった。腐りはほとんどなく、丈夫な木という。
 有賀さんは「2回も準備や日程の調整などに尽くしてくれた仲間や、南信森林管理署などの関係者らに感謝したい」。大総代の熊沢祥吉さん(69)は「再び皆の心を一つにして無事に伐採を終えることができた」とほっとした様子だった。

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