諏訪地域の山間部を通る国道や県道の冬季閉鎖解除に向け、県諏訪建設事務所は25日、除雪作業を始めた。国道299号(通称メルヘン街道)の茅野市北山千駄刈―麦草峠(茅野市・佐久穂町境)間ではロータリー車を走らせ、路面を覆う雪を勢いよく道路外に飛ばしていった。
メルヘン街道の閉鎖区間は茅野市北山千駄刈―小海町千代里間の13・8キロで、4月18日午前11時に解除予定。麦草峠より茅野市側の6・1キロ区間には例年並みの30~90センチの雪が積もり、ロータリー車が峠方面に進みながら除雪を進めた。作業は1週間ほどかかる見込みで、舗装の傷みなどを点検してから解除するという。
この他、県道八島高原線の下諏訪町八島―大平間の5・7キロ、県道霧ケ峰東餅屋線(通称ビーナスライン)の下諏訪町八島―長和町和田峠間の6・0キロも除雪を行い、4月23日午前に解除する予定。