法要の後、クレーン車で横倒しにされる回向柱=30日午後1時25分、長野市の善光寺

法要の後、クレーン車で横倒しにされる回向柱=30日午後1時25分、長野市の善光寺

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回向柱、お疲れさま 善光寺で「お納め式」

信濃毎日新聞(2015年7月1日)

 長野市の善光寺で30日、今春の御開帳(4月5日〜5月末)で本堂前に建てられていた回向(えこう)柱の「お納め式」があり、一山住職らが感謝の経を上げた。本堂前の雄姿はこれで見納めとなったが、境内西の歴代回向柱納所(おさめじょ)に移設されて、今月5日から再び触れることができる。

 推計707万人が訪れた御開帳後も、回向柱には連日多くの人々が触れ、願いを託してきた。手の届く範囲がうっすら黒ずんだ柱に向かい、大本願の鷹司誓玉(たかつかさせいぎょく)上人、大勧進の瀧口宥誠(ゆうじょう)副住職を導師に一山住職らが読経。関係者らが感謝を込めて焼香した。

 前立(まえだち)本尊と結んでいた「善の綱」は既にないが、法要後も大勢が柱に祈りをささげた。両親の供養で毎年訪れるという木曽郡南木曽町の女性(80)は「見えない綱がつながっていると思って家内安全をお祈りしました」。回向柱寄進建立会長の芳川順一さん(67)は「立派に役目を果たし、ご苦労さんという思いでいっぱい」と感慨深げだった。

 回向柱はこの後クレーンで引き抜かれ、歴代の柱が並び立つ納所に移された。今月5日からいつでも、過去10回分の柱に触れることができる。

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