小諸署の「山岳高原パトロール隊」が11日、長野・群馬県境の浅間山周辺で活動を始めた。遭難発生時には浅間連峰地区山岳遭難防止対策協会や佐久広域連合消防本部と連携して救助に当たる。
隊員は同署地域課の4人。この日は同署警備課の災害担当1人も加わった計5人が、小諸市の車坂峠、天狗(てんぐ)温泉浅間山荘前の二つの登山口から入山し、登山道を巡回した。
出会った登山者に、登山計画書提出などを呼び掛けるチラシを配布。浅間山の噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)となっていることから「立ち入れない登山道もある」と注意した。浜田一男警部補は「無理のない登山をするよう呼び掛けたい」と話した。