塩尻市の奈良井宿で30日、イタリア高級車フェラーリのオーナーが愛車と共に集まる「御嶽山チャリティーツーリング」があった。御嶽山噴火で観光業に影響が出た木曽地方を支援しようと、長野市のフェラーリ販売店「グランテスタ長野」が企画。宿場町の風情を残す町並みに、洗練されたデザインのスポーツカー34台が集結した。
県内外から参加したオーナーが、歩行者天国となった道路約300メートルにわたってフェラーリを縦列駐車。限定生産車の「ラ・フェラーリ」も並んだ。あいにくの雨となったが、観光客は普段見られない光景を珍しそうに記念撮影。
参加者は寄付金を持ち寄り、会社社長の小林昌良さん(56)=千曲市=が代表して王滝村の瀬戸普村長に手渡した。瀬戸村長は「晴れ晴れしい気持ちを村に持ち帰り、防災のために役立てたい」と感謝を述べた。