鶏卵よりも少し小さいほどの大きさに整えられ、ずらりと並んだ栗子餅。入荷した栗を蒸し、栗あんを作る作業も同時に進められた

鶏卵よりも少し小さいほどの大きさに整えられ、ずらりと並んだ栗子餅。入荷した栗を蒸し、栗あんを作る作業も同時に進められた

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秋の味覚「栗子餅」ずらり 店ごとに味わいの違いも 木曽町

信濃毎日新聞(2023年9月26日)

 木曽地域に伝わる秋の和菓子「栗子餅(くりこもち)」が味わえる季節になった。木曽郡木曽町福島の老舗「宝来屋」では25日、栗の香ばしい匂いの中で、菓子作りが進められ、丁寧に形が整えられた栗子餅がずらりと並んだ。

 栗子餅は餅を栗あんで包んだもの。栗あんは栗を蒸し、砂糖と水あめを混ぜて煮込む。店ごとに味わいが異なり、宝来屋は自然の風味が感じられるよう、甘さを少し抑えているのが特徴という。

 同店では今月上旬から販売を始めたが、続く暑さに悩まされ、無料で保冷剤を付けたり、購入後は早めに食べるように呼びかけたりしてきた。暑さは仕入れる栗の質や価格にも影響しているといい、今年は栗子餅1個当たり30円近く値上げ。

 それでも、店主の桜井六左衛門さん(74)は「(栗子餅が)例年と変わりない仕上がりになり、ここ数日でようやく秋めいた気候にもなった。木曽の秋の味覚としてご賞味いただけたらいい」と期待した。

 栗子餅は12月下旬まで販売する予定。

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信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023092500553
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