県内有数のマツタケ産地として知られる上田小県地域で、マツタケの出荷が本格化してきた。14日朝、長野県連合青果(上田市)には計60キロほどが入荷。大小さまざまなマツタケが勢いよく競り落とされた。
この日入荷したマツタケの産地は上小地域が中心。1本250グラムある大物もあり、1キロの卸売価格が2万〜6万円ほど(税抜き)。今月1日に150グラムほどが初入荷して以降、今季初めての本格的な競りに、売り手も買い手も掛け声に熱が入った。
競りに参加したマツタケ料理店の役員池田栄五さん(66)=上田市=は「(地元産マツタケは)例年より早め。陽気が良く雨も適度で、今後も楽しみ」。長野県連合青果上田支社長の永井一嘉さん(57)は「お盆明けから気温が下がり、雨も降ったので出たのだと思う。3年連続で豊作なら珍しいが、もっと出るのでは」と期待していた。