長野市のＪＲ長野駅在来線改札前広場で１０日、ＮＨＫ大河ドラマ「真田丸」の初回放送に合わせ、同市と上田市で行われる関連の観光誘客事業を紹介する催し「真田丸いざ出陣」が開かれる。両市や県、関連団体でつくる県真田丸広域連携プロジェクト（事務局・上田市）の主催。地元の機運を盛り上げ、ゆかりの地への誘客促進を図る。

　長野市松代町の真田宝物館などで１７日に始まる「体感!!戦国の絆信州松代真田大博覧会２０１６」、上田市の上田城跡公園内に同日オープンする「信州上田真田丸大河ドラマ館」など、両市で開かれる真田丸関連の観光誘客事業を紹介。松代甲冑（かっちゅう）隊の殺陣（たて）や、信州真田鉄砲隊の撃ち方の演技がある。千曲市や飯山市なども含めた真田家ゆかりの地やドラマ配役のパネルも飾る。催しは午後１時半〜４時。

　１１〜１７日は、長野駅ビル「ＭＩＤＯＲＩ長野」のりんごのひろばに、１０日の催しで使うパネルを展示。担当する県長野地方事務所商工観光課は「多くの人にゆかりの地を訪ねてほしい」とする。問い合わせは同課（電話０２６・２３４・９５２７）へ。

　一方、１０日は「真田信繁（幸村）いざ、出陣！」と銘打った催しが、上田市の上田駅でもある。同駅と県上小地方事務所の主催。真田氏の甲冑「赤備え」をイメージした花の特別展示や観光ＰＲのほか、上小地域特産の花を３００人に贈る。午後１時半〜３時半。問い合わせは同地事所（電話０２６８・２５・７１４０）へ。