長野市松代町のNPO法人「夢空間松代のまちと心を育てる会」は、松代町松代の交流施設「寺町商家」で、NHK大河ドラマ「真田丸」の放送に合わせた展覧会「真田丸外史」を開いている。30日はギャラリートークがあり、真田氏が治めた松代町や上田市の城跡や寺社などを紹介するDVD「真田氏ゆかりの地を巡る」も上映する。
DVDは県図書館協会内のNPO県図書館等協働機構(長野市)が製作した。ギャラリートークでは、製作に携わった同NPO理事長の宮下明彦さん(69)=千曲市=が各地のロケにまつわる話を紹介する。ドラマの主人公真田信繁(幸村)の家臣として小説などに登場する「真田十勇士」に関する著書がある編集者宮坂勝彦さん=同=も、講師を務める。
寺町商家の展覧会では、動乱の時代を生き抜いた真田家の活躍ぶりを紹介している。信繁が大坂冬の陣(1614年)で築いた出城「真田丸」をイメージした模型も展示。現時点では未完成で、完成に向けて製作に参加できる。
このほか、昨年の「第60回松代藩真田十万石まつり」の写真や、真田氏を題材にした「真田丸かるた」、紙製の甲冑(かっちゅう)など50点余を展示している。
展覧会は2月7日までの午前10時〜午後4時半。ギャラリートークは30日午後1時半から。入場無料。問い合わせは、夢空間松代のまちと心を育てる会(電話026・278・1277)へ。