フジの根を使って綱を作る氏子たち

フジの根を使って綱を作る氏子たち

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御柱祭 原・泉野地区 フジの根で伝統の綱作り

信濃毎日新聞(2016年3月21日)


 4月2日の開幕が迫る諏訪大社御柱祭で、上社側の「本宮四」の柱を担当する原・泉野地区(原村・茅野市)の氏子らは20日、「根藤」と呼ばれるフジの根で曳行(えいこう)に使う綱を作った。他地区では縄を使ったり、根藤と縄で綱を打ったりするが、原地区は根藤だけを使って綱を作るのが伝統。木やりや掛け声に合わせ、丈夫な綱に仕上げた。

 原地区では、原村の信州諏訪農協集荷施設で氏子ら約500人が作業。地区内の山林で採取した2トントラック10台分の根藤やつるから3本の綱を打った。最も太い元綱は、氏子が総掛かりで三つの束をより、直径25センチほどの太さにした。

 指揮を執った「わなぐり長」の鎌倉司さん(53)が三つの束の太さが均等になるよう氏子らに指示。束が細くなる部分には根藤を足すなどして調整した。鎌倉さんは「束を均等にすることに苦労したが、良い綱ができ上がった」と話していた。

 泉野地区では、地区内の2カ所で山出しと里曳(び)きで使う綱作りを分担。中道公民館近くでは約300人の氏子が「よいさ」と掛け声を上げながら、根藤と縄で元綱など3本を作り上げた。

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