ミネズオウをデザインしたピンバッジ

ミネズオウをデザインしたピンバッジ

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八ケ岳開山祭を彩るピンバッジ 6月5日、出席者向け

信濃毎日新聞(2016年5月31日)

 八ケ岳連峰に夏山シーズンの到来を告げる6月5日の八ケ岳開山祭を前に、茅野市観光協会と八ケ岳観光協会、茅野山岳会などは出席者に贈るピンバッジを作った。毎年、八ケ岳の高山植物をあしらったデザインで作っており、今年は八ケ岳に咲くツツジ科の「ミネズオウ」。計1200個用意し、30日に市役所で袋詰めの作業をした。

 ミネズオウは茅野市の「北八ケ岳ロープウェイ」山頂駅(2237メートル)付近で咲き始めており、6月上旬頃まで楽しめる見込み。この日は約30人が作業し、赤岳山頂(2899メートル)にある赤岳山神社のお札とともにピンバッジを丁寧に袋に入れた。

 62回目となる開山祭は、5日正午から赤岳と北横岳(2480メートル)の山頂でそれぞれ開き、遭難者の追悼、安全祈願をする。悪天候の場合は赤岳は行者小屋、北横岳は北横岳ヒュッテで行う。赤岳山神社では、開山祭を前に7年目に1度の御柱の建て替えがある。氏子総代会の会員らが、長さ1メートル余の新しい柱4本を神社周囲に建てる。

 八ケ岳観光協会は今夏、加盟する32の山小屋で子どもの宿泊費を無料にする「八ケ岳キッズプロジェクト」「八ケ岳キッズチャレンジ」を計画。嶋義晃(よしてる)会長(51)は「多くの家族連れに来てほしい。初めて迎える国民の祝日『山の日』(8月11日)をきっかけに、登山を始める人が増えればうれしい」と話している。

 諏訪郡原村観光連盟も5日午前11時から、阿弥陀岳(2805メートル)山頂で開山祭を開く。悪天候の場合は午前7時から、村内の八ケ岳自然文化園で神事を行う。

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