茅野市郊外の奥蓼科にある御射鹿(みしゃか)池で、紅葉が見頃を迎えている。秋晴れの空が広がった4日は、色づいたカラマツやモミジが静かな水面に鮮やかに映っていた。
日本画家東山魁夷さん(1908〜99年)の代表作「緑響く」の舞台になった場所。妻と訪れた千曲市稲荷山の小幡幸男さん(78)は「昔、絵を見てずっと来てみたかった。何とも言えないきれいな色ですね」と話し、写真を撮っていた。
茅野市観光課によると、10月末に見頃になった。例年より2週間ほど遅いが、あと1週間は楽しめそう。池周辺に設置された柵より中には入らないよう呼び掛けている。